最近飲んだらしんどい。
お酒飲むのは楽しいけど、後から考えるとお金も時間ももったいない。
でも楽しいからまた飲んでしまう。
そんな経験はありませんか。
そんな方にはこの本がおすすめです。
この本はアルコール依存症に17年も立ち向かった専門医が語る禁酒の指南書です。
アルコール依存症の専門医は全国でも少なく、治療を専門的に行う病院もまだまだ少ないようで普及には時間がかかります。
その中でなんとか一人でも多くの患者さんを救いたいと思った先生がお酒に苦しんでいる人にアルコールについての正確な情報を届けたいと思ってこの本を執筆されたそうです。
この本はお酒を辞めたいけど辞めれらない人。
将来の健康のためにお酒やめようかなと考えている人にぴったりの本です。
その中で特にお伝えしたいのがこちら。
- 禁酒のメリット
- 禁酒するための方法
順に紹介していきます。
「そろそろ、お酒やめようかな」から学ぶ禁酒のメリット
本書にある禁酒のメリットは
- ぐっすり眠れる
- 体重が減る
- 肌の調子が良くなる
- 出費が減る
- 生活習慣病のリスクが減る
- 思考がクリアになる
です。たくさんありますが、僕が特に注目しているのは
- ぐっすり眠れる
- 体重が減る
- 出費が減る
です。
ぐっすり眠れる
アルコールを飲むとすぐ寝れる経験をしている方は多いと思います。
寝酒がないと眠れない方もいらっしゃいますよね。
しかし実際は毎日アルコールを飲むと耐性ができてしまって寝付きが悪くなってしまいます。
そして酔っ払っている状態では睡眠の質は下がると本書には書かれています。
原因はアルコールによって脳が興奮状態にある、夜におしっこにいきたくなるからです。
朝から元気に活動できるのであれば、朝活にもってこいですね。
思考がクリアになるのはしっかり寝れているからもあるでしょう。
体重が減る
お酒のカロリーは高いです。
そして飲む時は食事中が多いです。
飲んで気分が良くなって食べすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。
お酒を飲まなくなることで食べ過ぎとお酒を飲むカロリーが抑えられるので、お腹いっぱいになったとしても今までと同じ食生活していたとしても痩せると思いませんか?
ダイエットをする方に禁酒はおすすめです。
出費が減る
350mlビールの6缶パックは大体1,000円程度です。
毎日350ml1本で晩酌する人なら1ヶ月で30本なので5000円。
年間6万円。25歳から60歳まで続けると210万円。
中古車ぐらいは使いそうですね。
さらに店に飲みにいくと、支出は莫大に増えます。
25歳から60歳まで毎週1回5000円で飲みにいくとします。
すると月間で20000円。年間240000円。生涯で840万。
両方合わせると約1000万を飲酒に費やすことになります。
もしこの1000万を資産運用に回せたなら・・・
月25000円を35年運用、年利5%で運用できれば28,402,311円です。
2800万を得られるか、1000万と健康を失うか。
2800万を得られる機会損失も合わせると3800万と健康を失うって人生詰んでますよね。
「そろそろ、お酒やめようかな」を読んで学ぶ禁酒方法
見える化する
日記をつけて記録をとりましょう。
記録をつけないとすぐにやる気を無くしてしまいます。
なぜなら自分で進捗がわからないからです。
おすすめは手書きです。
アウトプット大全のレビューでも書きましたが、記憶を探るのは手書きがベストです。
手書きにすることで一日をしっかり振り返れるし、パラパラとめくることで自分の積み重ねが素早く実感できます。
どうしても自分で記録するのが苦手な方はiPhoneのメモに音声入力はいかがでしょう。
最近の音声入力は精度が上がっています。
特別な漢字を使わない限り特に問題ないと思います。
宣言する
他人に宣言することで引っ込みがつかなくなります。そして記録を見て貰えば共に成功を喜べます。
自分の体験談ですが、僕は朝必ずTwitterに朝活を投稿するようにしています。
周りに言うのが恥ずかしいので、Twitter上で宣言しています。
そして何日目と記載することで、自分がどれぐらい継続してきたかわかります。
もし朝投稿しなくなれば
あ、あいつサボったな。。。
と思われることでしょう。
宣言して追いこんで作業するのは誰かがいないと継続できない人にはめちゃくちゃおすすめのやり方です。
禁酒を達成するためのコツ
あれもこれもと頑張りすぎない
関心があること、面白い発見を優先しましょう。
特に無理な目標設定はやめましょう。
毎日お酒を飲んでいる人が、一切のお酒を突然飲まなくなるのは習慣にまで入り込んでいるので無理に近いです。
今やっている中でおすすめはsoda streamで炭酸を飲むことです。
仕事終わりにずっとビールを飲んでいたのですが、本当に欲しかったのは炭酸の爽快感だったことに気づきました。
sodastreamならビールより圧倒的に安く炭酸水を飲めます。
目標を明確にする
達成できた自分をイメージします。
あなたが禁酒したい理由はなんでしょうか。
- 痩せたい
- 自分を変えたい
- 生活習慣を整えたい
- アルコール依存から抜け出したい
- お金を節約したいなどなど
人によって理由は違います。
なんとなく禁酒した方がいいからやってみようかな。
ではまず確実に失敗します。
アルコールは依存症になってしまうほど魅力があるものです。
生半可な目標じゃ脳は負けてしまいます。
どうしてもアルコールを辞めたい理由を何個も書き出してみましょう。
そうすることで自分の中で禁酒に対する思いがわかってきます。
その中でこれだ!と思うものが、自分が本当に禁酒をしたい理由になります。
変化を見える化する
周囲を巻き込んでやる気を維持します。
毎日、日記をつけると変化を確認しやすいです。
僕が禁酒したい理由
それは健康のためです。
普通の理由ですが、内容は結構深刻です。
大学生からお酒を飲み続けはや15年。
飲み会が大好きで浴びるように飲んだ学生時代。
社会人になってからもお酒はやめられず。
むしろお酒を積極的に飲みにいき、お店の人やお客さんと仲良くなるのが好きでした。
お酒の失敗は数知れず。
泥酔して耳からポリ袋をかぶって帰宅したこと。
記憶が無くなったこと。
こんなのは多々ありましたが、笑い話にしか考えていませんでした。
本職では放射線技師として病院に勤務しています。
研究をしている関係上、頭のMRIはよく撮像します。
後輩の研究のためにボランティアとして撮像してもらった時です。
自分の頭のMRIを見ると同世代の中でも前頭葉が少し萎縮していました。
これはかなりの衝撃でした。
それは次のような事実を知っていたからです。
アルコールは脳ととても親しいのですが、連日の飲酒で始終アルコール漬けになっていると、脳の細胞は梅酒の中の梅の実のようにだんだん縮んでいきます。
前頭葉というのは、物事の判断や意志決定をするなど、最も高等な精神の中枢ですから、そこに脳萎縮がおきると正しい判断ができにくくなります。
いっこうに酒を止めようとせず、大事な大脳を萎縮させ続けているアルコール依存症の人のうち、5人に1人が、60歳を過ぎると認知症になるという何とも恐ろしい統計もあります。
太田市立病院HPより引用
間違いなく萎縮の原因の一つはお酒です。
しかもまだ36歳。
これ以上進行してしまうと本当に若年性認知症になってしまう可能性もあり、それだけは本当にさけたい・・・
幸せな人生にするためにも、僕は今後機会飲酒に変更することをここに誓います。
まとめ
そろそろ、お酒やめようかなから学ぶ禁酒のメリットとやり方を紹介しました。
メリットは
- ぐっすり眠れる
- 体重が減る
- 肌の調子が良くなる
- 出費が減る
- 生活習慣病のリスクが減る
- 思考がクリアになる
方法は
- 見える化する
- 宣言する
でした。
お酒は確かに楽しい道具です。
でも使い方を誤ると人生を壊しかねない恐ろしいものです。
お酒との適切な距離感は人それぞれ。
アルコールに支配されない人生を送りましょう。
↓いつも応援してくれてありがとうございます!